『いのちの海と空と大地』 第23号発行 (2022年11月)
+主の平和がありますように。
いつも正義と平和委員会・原発問題プロジェクトの働きをおぼえてお祈りとご支援をいただいていますこと心より感謝申し上げます。
原発問題プロジェクトでは、定期的にニュースレターを発信し、みなさまに原発のない世界を求める日本聖公会として、神さまから与えられた地球環境の保全、すべての人の命を守るという視点から、ご一緒に考え、協働していただきたいと願っています。
◆『いのちの海と空と大地』 第23号 PDFファイル
http://www.nskk.org/province/blog_pdf/genpatsu_news23.pdf
(本文より一部抜粋)
「脱原発」と「原発回帰」
2022年2月24日に始まったロシアのウクライナ侵攻は、私たちの日常生活に大きな衝撃を与えた。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックにより沈滞する経済活動や、それによる物価高騰の中、追い討ちをかけるようにエネルギー供給の不安定が発生した。
ロシアの⼀⽅的なウクライナ侵攻は、⻄側諸国の固有の事情に応じた否定的な反応をもたらし、ロシアに対する制裁措置とウクライナに対する軍事支援を行った。ロシアは、2014 年のクリミア半島のロシア編入と同様に短期間で終結するとの思惑は外れ、⻑期戦になっている。このような状況の中で、ロシアは⼀⽅的にウクライナ東部4地域(ドネツク州、ルガンスク州、ヘルソン州、ザポロジエ州)において 9 月 23 日〜27 日、住⺠投票を強行し、プーチン大統領は 29 日、投票率87〜99%でロシア編入が支持されたとして併合を宣言した。
ロシアはこのように⻑引くウクライナ侵攻の中で、日米英、E U 諸国からの経済制裁や国内の反戦意識の高まりなどから戦争の早期終結が必要な状況にある。ロシアはその⽅策の⼀環としての核兵器の使用をほのめかしていると思われる。
ぜひご高覧ください。
2022 年11月25 日
日本聖公会正義と平和委員会
原発問題プロジェクト
