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2020年沖縄週間/沖縄の旅 参加のご案内

(4月23日追記)
「2020年沖縄週間/沖縄の旅」は、
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中止になりました。

→詳細はこちら


命(ぬち)どぅ宝(たから)~無関心に気づく~
    「わたしは知っている」 アモス書 第5章12節
6月19日(金)~22日(月)



ハイサイ!めんそーれ。
主のみ名を賛美いたします。日本聖公会の皆様には、日頃から沖縄のためにお祈りしてくださり、今年で26回目となる沖縄週間/沖縄の旅を共に行うことが出来る恵みに感謝いたします。

今年の沖縄の旅のテーマは、例年と同じく「命どぅ宝」(命こそ宝)として、副題で「無関心に気づく」とました。主題聖句は、アモス書の5章10節から15節という長いみ言葉の中から「わたしは知っている」という、とても短い一言を選ました。

「私は知っている」の聖句の前後を読むと、「お前たちの咎がどれほど多いか、その罪がどれほど重いか、わたしは知っている。お前たちは正しい者に敵対し、賄賂を取り、町の門で貧しい者の訴えを退けている」とあります。預言者アモスは、「善を求めよ、悪を求めるな お前たちが生きることができるために」と、当時のイスラエルにおける権力者たちによる社会的不正や、それによる貧富の差の拡大、そして知恵ある者たちが沈黙する、沈黙させられる悪い時代に心を痛め、主なる神様に立ち帰り、「正義を貫け」と声をあげます。
この言葉を、今の時代の、私たちへの言葉として受け止めたいと思います。

日本聖公会の中で30年以上続けられてきた沖縄での小さな取り組みですが、その目的は一貫して、私たちが生きるこの世界の中で、現実に弱く小さくされている存在に目を向け、耳を傾け、手を取り合っていくことで、自分たちの無関心という罪に気づき、そのことについて悔い改めと祈りと行動を、一人ひとりの生活の中から共に呼び起こしていく、沖縄の旅はそのための一つのきっかけとなることだったと思います。

「沖縄」が取り上げられるのは、今まさに私たち自身が、多くの人々の悩み、苦しみ、痛みに無関心であることを突き付ける現実があり、沖縄で暮らし、また沖縄を訪れる人々の、その目に、耳に、肌に、その「無関心の現実」について直接語りかけるものであるからに他なりません。

しかし、最近ではその現実が歪められてきていると感じます。
私が子どもの頃、沖縄戦の話を聞いたり、映画を見たり、実際にガマ(自然壕)を訪れながら感じたことは、「戦争は本当にこわい。絶対にしてはいけない」ということでした。特に小学校低学年の時に観た映画「GAMA~月桃の花」の中で出てきた、日本兵に怒鳴られて、母親が子どもを窒息死させてしまうシーンは、幼い私にとって本当にショックな場面として記憶に残りました。「戦争は、軍隊は、人間をおかしくさせる」という印象が私の中に深くあります。

でも、現在はどうでしょうか。戦争や平和に関する資料館に行っても「これは、あまりにも残酷すぎるから展示するのはやめよう」とか、「軍人にも良い人はたくさんいた」とか、戦闘機や軍事訓練のヘリコプターに笑って手を振る子どもの姿とか...。
こういう光景を見て「何だかおかしい」と思う私がおかしいのか、いつから戦争や基地について、綺麗な面や良い面を押し出して、まるでそれが「善」であるかのように伝えるのか。いつか、また子どもを戦争で失う母親に対して、「仕方がなかった」などと言わせてしまう日がやって来るのかと想像すると恐怖しか感じません。

戦争のことや、軍事基地のことを「歴史の話」や「政治の話」といって、学校の授業で聞かされた昔話や他人話のように感じる人たちもいます。でも、その「歴史」のために今も涙を流す人たちがいます。その「政治」のために今まさに痛み続ける人たちがいます。
それは「いのち」の話だからです。「命どぅ宝」(命こそ宝)、それは沖縄の人々がたくさんの涙と痛みの経験の中で、手に入れたただ一つの希望です。

キリスト者が、「自分を愛するように、隣人を愛せよ」という主イエスのみ言葉に従う者たちであるというのであれば、私たちは今生きている「自分」と「世界」について、「いのち」について向き合わなければなりません。

どうぞ、皆さん、沖縄に来てください。特に今回、沖縄の旅は、初めてこの旅に参加する方々を想定しながら、沖縄の街を一緒に歩いたり、沖縄の歴史、沖縄戦、基地のことについて、共に学び、語り合う旅を用意しております。
もちろん、これまでに参加してくださった方々も、改めて沖縄を知り、沖縄について互いに語り合う時間となると思います。
そして、この沖縄の旅を通して、私たち一人ひとりの生活の中にある「無関心」について、共に気づき、祈り、行動していくことが出来れば良いと思います。

「愛の反対は憎しみではなく無関心です。」(マザー・テレサ)
どうぞ、無関心よりも愛を、共に沖縄の地から発信していきませんか?

(日本聖公会沖縄教区 執事 ヨシュア 上原成和)


※2018年の日本聖公会第64(定期)総会にて、『「沖縄週間」継続の件』が可決されました。
「2019年から2022年までの毎年、沖縄慰霊の日(6月23日)を含む1週間を「沖縄週間」とし、沖縄の宣教課題を具体的に共有する祈りやポスターなどを作成して全国の諸教会で用いる。」と定め、日本聖公会の全教区・教会が沖縄の現実に思いを寄せ主の平和を求めて祈るよう、兄弟姉妹に呼び掛けます。
沖縄教区と日本聖公会正義と平和委員会は、今年もこの週間にあわせ沖縄の歴史と現在を学ぶ旅を企画し、全国の皆さんをお誘いします。多くの方々とともに沖縄の地に身を置き、学びと祈りを深めたいと思います。ご参加をお待ちしています。


沖縄週間の祈り
歴史と生命の主である神よ、わたしたちを平和の器にしてください。
嘆きと苦しみのただ中にあなたの光を、
敵意と憎しみのただ中にあなたの愛と赦しをお与えください。
私たちの出会いを通して悲しみの中に慰めを、痛みの中にいやしを、
疑いの中にあなたへの信仰を、主よ、豊かに注ぎ込んでください。
この沖縄週間を通してわたしたちを新たにし、
あなたの示される解放と平和への道を歩む者としてください。
わたしたちの主イエス・キリストのいつくしみによって、
このお祈りをお献げいたします。 アーメン


主催
日本聖公会 沖縄教区
日本聖公会 正義と平和委員会



※ご参加を希望される方は、下記をダウンロードしてご利用ください。
◆参加のしおり・プログラム→こちら
◆申込書→こちら
◆周辺ホテルの案内図→こちら
◆参加にあたって(注意事項)→こちら

2020.03.23 | 正平・沖縄プロジェクト

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