九州教区・九州地震被災者支援室より第4信

「だれが、キリストの愛からわたしたちを引き離すことができましょう。艱難か。苦しみか。迫害か。飢えか。裸か。危険か。剣か。」ロマ8:35

支援活動~被災者を「孤立させない」ため~の取り組みについて

+主の平和がありますように
 地震発生から一ヶ月半。現地ではなおも余震が続いています。いったいいつになったら収束するのか。不安と苛立ちの中で、被災者はまさに限界を感じています。しかし梅雨を目前にし、居場所の確保や整備に取り組まざるを得ません。雨による土砂災害他二次災害への警戒、気温上昇による衛生状態悪化など被災地の課題は山積し混乱が続いています。
 これまでの大震災と比べれば、ごく限られた地域での被害と言えるかもしれませんが、それでも人々が以前のような暮らしや落ち着いた心を取り戻していくのは決して容易ではありません。多くの皆さんと協力し、支援活動を継続していきたいと思います。


◆活動について

実際に取り組んできて、次第に明確になってきた活動方法、そして方針は・・・
①「巡回・訪問」を大切に、繰り返し丁寧に取り組むこと。
②被災した方々と直接顔を合わせ、思いを聴き、信頼関係を育むこと。
③築いた信頼関係から、個別の、また周辺の「必要」を見出していくこと。
④そして、その「必要」に応える取り組みを展開すること。
 当面、この流れを意識しながら、取り組んでまいりたいと思っています。

最近の活動から
 「孤立させないため」に、被害の大きかった益城町に通い、テント、車中、ビニールハウス、車庫などで生活をしておられる家庭、また在宅でも特に高齢者への訪問を継続。一つ一つの出会いを大切にしながら関わりの輪を広げ、即座にニーズに対応できるようにしています。その中でも「地域ボランティア」さんとの出会いは私たちと地域を繋いでくれる、とても重要な存在となっています。
今直面しているのは瓦礫、ゴミの撤去問題。一般ゴミと災害ゴミの区別、分別が非常に難しく、被災者を悩ませています。ボランティアセンターではゴミの分別、一時仮置き場への捨て方の要領も得、現在はダンプカーを使ってのゴミ運搬を多く手掛けています。依頼された作業のみを行うのではなく、交流、傾聴をとくに大切にしています。「家が片付いても何もやる気が起こらない」という方も多く、これからますます継続した心のケアが必要になってくると思います。
 熊本聖三一教会では、信徒がボランティアセンターを支えており、配布用のおかずとボランティアのご飯を作って下さっています。自らもまだ落ち着いていない状態にありながらも教会に来て活動し、みんなとおしゃべりすることで、実は自分が癒されていたというお話を礼拝後の茶話会で聞くことができました。現在は、おかずを作ってくれた信徒が、私たちボランティアと共に、直接益城町まで届けに行くという活動も始まったところです。


◆九州教区のウェブサイトをご覧ください!

「どんな活動をしているのか伝わってこない」との声が聞かれます。ご指摘のとおり、広報についても多くの課題を抱えておりますが、当通信文のほかにウェブサイトでの情報発信を行っています。ぜひご覧ください。
→「日本聖公会九州教区」を検索。「About us」の「九州地震被災者支援室」をクリック。 さらに、「◎フェイスブック「FaceBook」版はコチラから」をクリック。
 これまでの具体的な活動の様子を見ることができます。
https://www.facebook.com/koritsusasenai


◆ボランティアを募集しています。

 ボランティアの力を活かし、被災地の「必要」にマッチさせるために支援室も努力しています。私たちは被災した方々と直接顔を合わせることから活動を始めています。短期のボランティアもOKですが、その関係づくりを大切にするためにも、とくに定期的な関わり、中・長期に取り組めるボランティアを求めています。
手続きは、基本的に「第2信」の「募集要項」に沿ってお願いいたします。

・ボランティア登録票に記入し、所属教会の牧師を通して各教区事務所へ送信。
  各教区事務所から九州教区事務所までファクス送信されます。
  (記録と万一の事故対応のため必ず必要。二回目以降の申込者も必ずお送りください。)
  内容確認後、支援室から本人へ連絡し調整の上、活動期間を決定いたします。

・被災者の必要、当支援室の力量も踏まえ、受入の可否、活動期間等について判断・
 調整させていただきます。ご了承ください。

・ボランティア活動を目的にした被災地への移動に関し、各自治体で高速道路通行料やその他交通機関についての補助が出される場合があります、各自お調べください。





◆祈り「九州地震被災者のため」 礼拝、集会また個人でお捧げください。

命と愛の源である神よ、地震により世を去った人びとの魂が、
あなたのもとで安らかに憩うことができますように祈ります。
一瞬にして、大切な家族や友人、また家や財産をなくし、
茫然と立ち尽くす人びとがいます。
今なお余震が続き、避難所、テント、車中などで、
過酷な日々を過ごす人びとがいます。
どうか主が、共にいてくださいますように。
強い揺れにより、子どもたちまた大人たちが心に傷を負い、
不安の中に置かれています。
どうか主が、癒しと希望をお与えくださいますように。
何ものもわたしたちをキリストの愛から引き離すことはできません。
この苦難の時も、主の模範に従って、誰も孤立させないために、
互いに祈り支えあうことができますように。
すべての九州地震被災者支援の働きを祝し用いてください。
主イエス・キリストによってお願いいたします。アーメン

※広く「熊本地震」の名称が使われておりますが、被害は熊本県にとどまらず、
大分県、その他九州全域に及んでいることから「九州地震」としました。






ご協力よろしくお願いいたします。
2016年 5月31日

九州教区主教 ルカ 武藤 謙一
九州教区・九州地震被災者支援室
室長 司祭 マルコ柴本 孝夫

2016.06.01 | 九州教区・九州地震被災者支援室

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