女性の平等な参加に向けて・ジェンダー暴力と闘う16 日間キャンペーン

+キリストの平和がありますように。
日増しに秋の気配が濃くなってまいりました。日ごろより私たちの活動にご理解とご協力をいただきありがとうございます。
さて、本日は女性デスクより次の件に関するお願いがあり、お手紙を差し上げました。

1.あらゆるレベルにおける意思決定のプロセスへの女性の平等な参加に向けて
2.ジェンダー暴力と闘う16 日間キャンペーンについて

教区会前のお忙しい時期とは思いますが、なんらかの形で貴教区での取り組みを進めていただけましたら幸いです。


1.あらゆるレベルにおける意思決定のプロセスへの女性の平等な参加に向けて

2012 日本聖公会宣教協議会において「この世に仕える教会の形成のためには、様々な立場の人びとが、教会・教区・管区の意思決定機関へ平等に参画することが求められます。その一歩として、女性の比率が高まるよう働きかけ、2022 年までに少なくとも30%の参画を実現し、さらに青年層の参画も推進します。」という提言がなされました。また、昨年の韓日宣教協働30 周年記念大会においても、『両聖公会は、「宣教協働20 周年記念大会共同声明」に掲げた女性の交流が不十分であったことを反省し、女性が互いに学び合い、協働できる環境を整える。そのための定期的な交流を進め、意思決定機関および諸委員会における女性の比率が30%以上となるように努める。』という声明が出され、今後両管区が互いに進捗状況を確認しながらこの課題に取り組んでいくことを確認いたしました。さらに、毎年、2名を派遣している国連女性の地位委員会/ACC 代表団会合では、「203050」(「2030 年までに意思決定に参加する半数を女性に」)が一つの目標として示されました。

日本聖公会の現状は「201411」(総会レベル)です。この非常に低い女性の参加率の現状を変えていくには、女性の人材発掘、人材育成と共に、クオータ制※の採用といった思い切った制度の改革も視野に入れていっていただく必要があるのではないかと女性デスクでは考えています。それぞれの教区において事情があると拝察いたしますが、意思決定機関への男女の平等な参画は、わたしたちの信仰共同体の在り方をよりいっそう豊かなものにすることを信じます。2022 年までに少なくとも30%、という目標の達成に向けて、貴教区におい
てもぜひ積極的な働きかけをお願い申し上げます。

※クオータ制:積極的に性差別をなくすために暫定的にとられる制度。「割り当て制」。たとえば国会議員など政治家や国の審議会、公的機関の議員・委員の人数枠を、制度として割り当てることで、意思決定機関に男女の比率に偏りが無いようにするものです。教会においては、たとえば意見が届きにくい「青年」「女性」から○人というように人数枠を決めて意思決定会議に参加してもらうことが考えられます。



2.ジェンダー暴力と闘う16 日間キャンペーンについて

毎年11 月25 日から12 月10 日までの16 日間、「ジェンダー暴力と闘う16 日間キャンペーン」あるいは「ジェンダーに基づく暴力反対のために行動する16 日間」などとして、世界各国でさまざまな活動が行われています。国際聖公会女性ネットワーク(IAWN)もこのキャンペーンに参加しており、ジェンダーに起因する暴力(性差別と結びついた主に女性と女児に対する暴力)を根絶するための取り組みをするよう呼びかけ、その活動内容を分かち合うよう各管区に求めています。

今年は、時期的には少しずれますが11 月7 日に京都において講演会(同封の別紙をご覧ください)をジェンダープロジェクトとの共催で開催するほか(管区事務所便り9 月号と共に各教会には配布済み)、この期間中の礼拝時に、女性と女児へのあらゆる形態の暴力が根絶されることを願って、教会の皆さまに次のお祈りを代祷に加えてくださいますよう呼びかけるものです。貴教区でもぜひお取り上げくださいますようお願い申し上げます。


◆女性に対する暴力の根絶を求める祈り◆

恵み深い神さま
あなたは差別と暴力による苦しみを受け、身をかがめた女性たちが尊厳をもって立ち上がり、その命を通してあなたを賛美することができるようにしてくださいます。
どうか私たちが世界中の女性たちのために変化をもたらす者、正義と平等を推し進める者となれるよう力を与えてください。私たちに真実を見分ける力と、真実を語るための言葉と、女性たちが耐え忍んでいる暴力的慣習を根絶するための勇気を与えてください。
闇を照らし正義と平和の道に導いてくださる主イエスの御名によって、世界中の暴力に苦しんでいる女性たちのために祈ります。 アーメン


(参考)

以下はUN WOMEN(ジェンダー平等と女性のエンパワメントのための国連機関)のホームページよりの抜粋です。

・・・「ジェンダーに基づく暴力反対のために行動する16 日間」は、1991 年に始まった国際的なキャンペーンです。「女性に対する暴力撤廃の国際デー」である11 月25 日から「人権デー」の12 月10 日まで、このキャンペーンは世界中の個人や団体に女性と女児へのあらゆる暴力を根絶するために行動を起こすよう呼びかけるものです。女性に対する暴力と人権という密接に関わる二つをつなげる16 日間のキャンペーン期間中にもいくつかの重要な日が入っています。11 月29 日の国際女性の人権擁護者デー、12 月1 日の世界エイズデー、そして12 月6 日はモントリオール理工科大学虐殺事件(1 人の男性の計画的な犯行により14人の女子学生が射殺された)の起きた日です。・・・


2015 年11 月1 日
管区女性に関する課題の担当者
木川田道子/吉谷かおる

2015.11.13 | 女性に関する課題の担当者(女性デスク)

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