<沈思黙考>歳月

最後の晩餐の絵を描いていた一人の画家について恐ろしい話がある。それは偉大な絵であり、彼はそれを描くのに何年もかかった。
彼はキリストの顔を描くのにモデルを探しにいき、非凡な美しさと純粋さを秘めていた顔の若者を発見し、彼をイエスとして描いた。次第に絵が描かれていき、次から次へと弟子たちが描かれていった。
いよいよユダのモデルが必要になった。彼は町を探し回った。そしてついに、非常に堕落し、悪意に満ちた顔をした男を見つけ、ユダの顔のモデルにするために彼をつれてきた。
描き終わると、その男は言った。「お前は確か、前におれを描いたことがあったよ。」「そんなことあるはずがないよ」と画家は言った。「いや、本当なんだ」とその男は続けた。「前にお前がおれを描いたときには、確かおれはキリストだったぜ。」

2012.12.06 | 総主事過去の巻頭言

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