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北関東教区の状況 3月20日現在

この度の地震によって多くの方が被害にあいました。逝去された方々に主の平安をお祈り申し上げます。また今も苦しみの中にある多くの方々の上に一時も早い回復をお祈り申し上げます。

北関東教区では、茨城県下の教会を中心に、大きな被害が出ております。地震発生時から、教区内被害に対応するため緊急体制をとり、主教指示によって、斉藤徹執事が情報収集係と連絡窓口を務めております。これまでの把握している教区内の被害状況をご報告し、皆様のお祈りと、今後のご支援をお願いしたいと思います。
 
まず、教区内では大きな人的被害はまだ報告されていません。今後もそのような報告がないことを心から願います。以下教区内教会の状況です。

[茨城県]
下館聖公教会
礼拝堂内の壁等がかなり崩れ落ちる被害が出ております。今後の補修が必要です。

土浦聖バルナバ教会
建物の内外にひびが入り、食器が割れるなどの被害がありました。土浦は電気・水道・ガスなどの回復が遅れ、そのため連絡がなかなか取れず心配しました。

水戸聖ステパノ教会
鐘楼のコンクリートが剥がれ半分から折れそうになり、やむなく業者によって撤去されることとなり、教会にとって大きな負担となりそうです。また礼拝堂祭壇側の壁が崩れ落ち、その重みで祭壇が破壊されました。

日立聖アンデレ教会
礼拝堂の天井が剥がれ落ち、幼稚園舎の壁が崩れ、園庭には亀裂が入り、一部崖方面に落ち窪んでおり、余震の影響による崖崩れも心配されます。

[栃木県]
日光真光教会、宇都宮聖ヨハネ教会
教会建物の一部に損傷が出ています。

小山祈りの家
本館建物の内外に一部ひびが入ったとの報告がありました。教区墓地は墓石の倒壊などは見られず無事です。

小山聖ミカエル教会、栃木聖アルバン教会
特別の被害はありません。

[群馬県]
高崎聖オーガスチン教会
礼拝堂入り口の漆喰が少し剥がれ落ちました。

新町聖マルコ教会・旧幼稚園舎
建物のひびが大きくなったとの事です。聖慰主教会では一部内壁が崩れたとのことです。

前橋聖マッテア教会
牧師館の壁に亀裂、その後の余震により鐘楼部分に一部亀裂が入りました。

榛名聖公教会
特別の被害はありません。

[埼玉県]
埼玉県内の諸教会では特別の被害はありません。


以上、20日までの状況です。

昨年の教区会においては「教区緊急援助資金」が設置されました。まさにこうした災害等のために用いられるものであります。この資金は教区関係の教会・諸施設に用いられますのでご協力ください。
また日本聖公会は、今回の災害にあたり募金を開始しています。東北教区が中心になりますが、北関東教区も応援対象にあります。

日本聖公会は、当教区のためにも祈りを捧げていてくださいます。感謝です。祈られている私たちですが、それ以上に私たちも祈りと共になしえる業を実行できればと考え、検討中であります。
皆様の関係者の中には、この度の災害により犠牲となった方、行方不明の方もおられると思います。苦しみの中にある人々に主の慰めと平安をお祈りいたします。


2011年3月20日
日本聖公会北関東教区 
主教 広田勝一


2011.03.22 | 東北地方太平洋沖地震

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