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2019年 8・15 平和メッセージ

主は国々の争いを裁き、多くの民を戒められる。
彼らは剣を打ち直して鋤とし/槍を打ち直して鎌とする。
国は国に向かって剣を上げず/もはや戦うことを学ばない。
(イザヤ2章4節)

主にある兄弟姉妹の皆様へ

主の平和が皆様と共にありますように。
2019年8月15日、わたしたちは74回目の終戦記念日を迎えます。わたしたちは、過去の過ちを認め、かつての日本の侵略によって、未だに傷つき、深い悲しみと苦しみの中に人々の慰め、癒しと共に罪の赦しを祈ります。

今も尚起きている戦争、内戦、衝突などの争いによって傷つき倒れている人々のため、国々の和解と平和が実現されるよう祈り続けましょう。
戦争になると、いつも先に、社会的に弱い立場の人が戦争へと駆り出され、弱い立場の人々が犠牲となることを忘れてはなりません。

わたしたちは東アジア、殊に、韓国、北朝鮮、中国、ロシアとの間の安全保障を確立し、平和の実現を願っています。
しかし、中東、特に最近ではイランとその周辺諸国との間に新たな紛争が起きつつあります。2000年以降、アフリカや中東では、内戦、紛争、衝突と呼ばれる戦争状態が30件以上も起きており、多くの難民と貧困を生みだしてきました。
その難民がヨーロッパ世界の治安の不安、EUなどの政治的不安定の原因にもなっています。

科学技術の発達で世界が狭く小さくなり、日本の安定と平和も、世界の平和と直結していることを痛感するようになりました。
世界各地の戦争、紛争がなくならない限り、平和は実現しません。
もはや自国だけの平和と発展を望むことは出来ない世界にわたしたちは暮らしています。にも関わらず、大国の為政者は自国の発展のために、経済と安全保障問題を絡めて、世界を混乱と不安に陥れています。

憲法改憲について、首相は国会で議論を続けると述べていますが、戦後74年、日本が戦争もせず、近隣諸国から平和国家として信頼を得ることが出来たのは、憲法第9条があったからです。
自衛隊は憲法に明記が無くても、災害支援など十分に働くことが出来ます。
再び戦争が起こる、出来る国としないことが大切です。

「わたしたちを平和の器にしてください」という祈りは、日本聖公会が戦後50周年を迎えて、宣教協議会を開いて以来、今までずっとささげ続けている祈りです。
不安や恐れ、危険や困難、悲しみ、苦しみの中にいる人たちに心を向け、その人々と共に歩むということ、それを私たちは何よりも大切な宣教の課題に据えてきました。
わたしたちの平和への歩み、たとえそれが小さなわざであっても、そこにこそ神の御国が実現していくとわたしたちは信じて、希望を持って進みましょう。

主に在りて。

日本聖公会首座主教 主教 ナタナエル 植松 誠
正義と平和委員会委員長 主教 ダビデ 上原 榮正

2019.07.25 | 正義と平和委員会

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