「日本聖公会ハラスメント防止宣言」についてのお願い

主の平和がありますように 

去る5月22日~24日に行われた日本聖公会第59(定期)総会において、「日本聖公会ハラスメント防止宣言」が採択されました。(下記)

この防止宣言が議案として提出された経緯は提案理由に示されていますが、教会におけるハラスメントの問題は、日本聖公会のみならず他教派においても今日的課題として取り組みが進められています。

「このようなことは自分や自分の教会には関係のないこと」であるかのように思われることがあるかもしれませんが、残念ながら悲しむべき事例が起きていることを現実のことがらとして受けとめることが必要です。さらに、実際にハラスメントが起きた場合に、教会の中では「そんなことが起きるはずがない」という思い込みや、愛や赦しという言葉によって、被害者にさらに深刻な二次被害を与えることもあります。そのような事態を可能な限り引き起こさないために、私たちはこの宣言を行うことによって、教会も決して例外ではないこと、誰でも被害者にも加害者にもなり得る現実があることを、今一度確認したいと思います。

教会は、本来、神さまから与えられた一人一人の命の尊厳を「賜物」として生かしあう場所であるはずです。その場所で、もしも、誰かの尊厳が踏みにじられる現実がおきるならば、そのことについて断固として「NO」という勇気を一人一人が持ちたいと思います。そして、すべての人が尊重され、主の平和の実現のために生かされる宣教の器として神さまから用いられますようにと、切に祈りたいと思います。

管区では、今後管区のハラスメント防止に関わる作業チームをたちあげ、その防止と対策に全力をあげて取り組む所存です。各教区におかれましても、ぜひこの「宣言」を教区内で周知いただき、今後の取り組みの一助としていただければ幸いです。可能でしたら、信徒一人一人の手元に届く教区報にこの「宣言」を掲載いただきたく、ご検討をお願い申し上げます。また、防止委員会等のメンバーの皆様にもこの「宣言」をご紹介くださり、共有してくださいますようお願い申し上げます。ご協力に心より感謝いたします。

管区人権担当者
正義と平和委員会
正義と平和委員会ジェンダープロジェクト
女性に関する課題の担当者






「日本聖公会ハラスメント防止宣言」を採択する件

提出者:正義と平和委員会

本総会は、下記の「日本聖公会ハラスメント防止宣言」を採択すること。



日本聖公会ハラスメント防止宣言:
「すべての人は、神の似姿として命を与えられたかけがえのない存在です。その一人ひとりの尊厳は、誰からも侵害されたり傷つけられたりすることがあってはなりません。日本聖公会は、人の尊厳を侵害したり傷つけたりするあらゆるハラスメントを許さず、その防止に取り組むことを宣言します。」

提案理由
 ハラスメントは、個人の尊厳を傷つけ、人権を侵害する行為であり、身体的、性的、精神的暴力です。また力の差のあるところ、どこにでも起こり得るものであって、教会も例外ではありません。

 第56(定期)総会、第21号決議「セクシュアル・ハラスメント防止機関ならびに相談窓口設置のためのモデルを策定する件」は、京都教区でおきた元牧師による性的虐待事件を背景として決議されたものでした。この決議にしたがって、2007年3月に管区事務所よりモデル案『教会におけるハラスメントを防止するために~各教区におけるハラスメント防止機関ならびに相談窓口設置に向けて』が提示されました。現在までに、11教区すべてにセクシュアル・ハラスメントあるいはハラスメント防止のための委員会や担当部署または準備担当者が置かれ、防止に向けた何らかの取り組みが行われています。しかしながら、管区として態度表明をし、ガイドラインを持つには至っていません。2011年3月に開かれた第2回各教区ハラスメント防止担当者分かち合いの会でも改めてそのことが指摘されました。

 人は、性別、人種、国籍、出自、信条、職業、学歴など、個人の尊厳や人格に関わることによって、軽んじられたり、差別されたりするようなことがあってはなりません。わたしたちが主イエス・キリストに倣い、一人ひとりを尊重するという視点にたって福音を宣べ伝えていくために、日本聖公会はそのような人権侵害を決して許さず、またその防止に取り組む姿勢を宣言することが大切であると考え、この宣言文を提案します。





※pdfでご覧頂けます。
「日本聖公会ハラスメント防止宣言」を採択する件

2012.06.11 | 管区事務所

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