2009年沖縄週間/沖縄の旅 参加のごあんない


命(ぬち)どぅ宝(たから) ~本当に武力は必要か?~


 夜は更け、日は近づいた。
 だから、闇の行いを脱ぎ捨てて光の武具を身に着けましょう。
 ローマの信徒への手紙 13:12


2009年沖縄週間/沖縄の旅 参加のごあんない
6月19日(金)~22日(月)


「私たちが本当に手にすべきもの」

 数年前、日本の青少年たちがナイフを日常的に持ち歩いていることが問題となりました。そのナイフを突発的に取り出し、学校の教師や友人などを刺し重傷を負わせたり、時には命を奪ってしまうことが頻発したのです。
 このような事件で加害者となった青少年たちが「凶器となったナイフを、なぜ日常的に持ち歩いていたのか?」という質問に対して、こう答えています。「護身用のため。これを持っていれば、自分がいじめられそうな時、相手に逆襲できるから。実際に使わなくても持っているだけで安心だし、自分自身が強くなれるような気がする」と。しかし、こうも続けます。「持っているだけで本当に使う気はなかった。でも、カッとなり気が付いたら・・・」。
 確かに、本当にナイフなど使う気がなかったのかもしれません。本気で護身用のためと考えていたのかもしれません。しかしこの考えこそが“ナイフを手にする”ということの本当の意味を捉え損じ、“ナイフ”というもの自体が持つ恐ろしさを見失わせることとなるのです。
 私たちが住む日本も、実は今、これらの青少年たちと全く同じ状況にあると言えます。

 「我が国の平和と独立を守り、国の安全を保つため、直接侵略及び間接侵略に対し、 我が国を防衛することを主たる任務とし、必要に応じ、公共の秩序の維持に当たる」
 「自衛隊法第3条第1項」より

 この条文のもと、私たち日本人は自衛隊というナイフを、今、手にしています。しかし、このナイフは護身用と呼ぶには、あまりに危ういものです。世界各国を凌ぐ軍事力を注ぎ込み、近年は“国際貢献”、“世界秩序への協力”と称し、その働きを自衛以外のものにまで徐々に拡大しています。
 もはや、私たち日本人は、護身用と称するナイフではなく、あからさまに世界に脅威を与えるほどの武力を手にしている事実を強く自覚しなければなりません。しかし、私たち日本人は依然として手に凶器を握ったまま、それを正当化するために、声高に「自衛のために!!」と叫びます。

 今、私たち日本人は“その脅威が、その武力が、本当に自衛のためになるのか?そもそも、それらが今の私たち日本人に、本当に必要なのか?”ということを深く考えなければなりません。その考察なしに武力を手にすることは、ナイフを手にした青少年たちと同じ結末をもたらすだけです。
 実際に人を傷つけてから、それを学んでは遅いのです。むしろ、私たち日本人は自らが犯した戦争の過ちへの償いの途中、また、自らが負った戦争での傷を癒している途中のはずです。今、私たち日本人が本当に手にすべきものが武力や凶器なのか?それとも別の何ものなのか?また、光の武具を身に着けるとは?それを共に考えてみましょう。


※2006年第56(定期)総会にて、これまでに続いて「沖縄週間」の継続が決議されました。
これは、日本聖公会の全教区・教会が沖縄の現実に思いを寄せ、私たち自身が主の平和を求めて祈ることを目的とするものです。
沖縄教区と日本聖公会正義と平和委員会は、この週間にあわせ、沖縄の歴史及び現在を学ぶ旅を行い、全国の皆さんをお誘いしています。ぜひ、多くの方々のご参加をお待ちしています。


主催
日本聖公会 沖縄教区宣教部 
日本聖公会 正義と平和委員会




2009年沖縄週間/沖縄の旅 プログラム

6月19日(金)~22日(月)

今回は、「命どぅ宝 ~本当に武力は必要か?~」というテーマのもとプログラムを構成しています。
以下、トピックを記します。




19日集合し、那覇市内ウォーキング。平和通り・壺屋・公設市場など。夜、沖縄教区センターにて基調講演。
20日8時小禄聖マタイ教会集合。8時30分、教区センターを経由し、辺野古へ。辺野古新基地建設阻止活動に参加。夕、名護聖ヨハネ教会にて分かち合い。そして教会分宿へ。
21日分宿先教会の主日礼拝に参加、午後、沖縄教区行事「慰霊の日」礼拝に参加。夕、交流会
23日南部戦跡、とくに南風原陸軍壕を平和ガイドの説明を受けつつ見学。13時頃解散。解散後、那覇空港まで送ります。



*スタッフ*
・沖縄教区宣教部:部長 高良孝太郎司祭、富本盛彦、上原榮正司祭、岩佐直人執事、高良孝子、谷 昌二主教
・正義と平和委員会:下原太介司祭、中村真理、佐藤由佳、柴本孝夫司祭

*締め切り* 5月11日(月)
 〒162-0805 新宿区矢来町65番地 日本聖公会管区事務所 正義と平和委員会宛
電話03(5228)3171 FAX 03(5228)3175


 ※pdfファイルでご覧頂けます。
 http://www.nskk.org/province/others/2009oki.pdf





沖縄週間の祈り

歴史と生命の主である神よ、私たちを平和の器にしてください。
嘆きと苦しみのただ中にあなたの光を、
敵意と憎しみのただ中にあなたの愛と赦しをお与えください。
私たちの出会いを通して悲しみの中に慰めを、痛みの中に癒しを、
疑いの中にあなたへの信仰を、主よ豊かに注ぎ込んでください。
この沖縄週間を通して私たちを新たにし、
あなたの示される解放と平和への道を歩む者としてください。
私たちの主イエス・キリストのいつくしみによって、
このお祈りをお献げいたします。 アーメン

2009.03.12 | 正義と平和委員会

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