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九州教区・九州地震被災者支援室より 《第13信・最終》

支援活動~被災者を「孤立させない」ため~の取り組み

「だれが、キリストの愛からわたしたちを引き離すことができましょう。
艱難か。苦しみか。迫害か。飢えか。裸か。危険か。剣か。」ロマ8:35



+主の平和がありますように

去る4月13日熊本聖三一教会にて九州地震記念礼拝を捧げました。
そして4月14日九州地震の前震発生日、また続く16日本震発生日を迎えました。あれからちょうど2年が過ぎました。
愛する家族や友人また大切な家や財産を失った人にとっては、きっと苦しく長い時間ではなかったかと思います。
時間は確実に経過しますが、それぞれの生活再建は決して容易でなく、さらに多くの時間が必要です。
私たちは小さな支援しかできませんが、これまでに与えられた豊かな出会いや関わり合いに感謝しつつこれからも共に歩んでいきたいと思います。

●九州地震被災者支援室の活動は終了。今後は、災害被災者支援室による活動へバトンタッチします。
これまで行ってきた体制「2日間の活動を毎月2回」を終了。と同時に、九州教区では九州地震被災者支援室の活動を終了しました。
これまでのご協力ありがとうございました。
今後は、東日本大震災被災者支援、九州北部豪雨被災者支援と併せて、教区の災害被災者支援室活動として取り組みます。

とくに作業等の支援については、被災者の必要をお聴きしながら不定期の活動を企画し対応してまいります。
また、主に女性たちの集まりであるハリーズ(手芸の会)は、手芸を楽しみつつ普段なかなか口にできない辛い思いを分かち合う場として喜ばれてきました。今後は月一回開催とし、継続してまいります。

今しばらく「熊本聖三一ボランティアセンター」の名称を残し、熊本聖三一教会を支援活動の拠点といたします。
頻度はぐんと減りますが、被災者支援を継続いたします。


●九州北部豪雨被災者支援活動
被災地に拠点となる教会や信徒宅がないことから関わり方に困難を感じておりますが、基本的には、朝倉市黒川地区の被災者により設立された「黒川復興プロジェクト」の活動に参加し協力すること。
または同プロジェクトから紹介された活動に参加することを勧めてまいります。

当支援室の役割としては、九州教区関係者また日本聖公会関係者が参加する場合に、参加方法等を案内しその他情報提供を行います。
多くは独自に調整し参加していただくことになります。ご了承ください。

お祈りとご支援、よろしくお願いいたします。

2018年 4月17日
九州教区主教 ルカ 武藤 謙一

九州教区・災害被災者支援室
室長 司祭 マルコ柴本 孝夫

2018.04.17 | 九州教区・九州地震被災者支援室

九州教区・九州地震被災者支援室より第12信

「だれが、キリストの愛からわたしたちを引き離すことができましょう。
艱難か。苦しみか。迫害か。飢えか。裸か。危険か。剣か。」ロマ8:35


支援活動~被災者を「孤立させない」ため~の取り組み



主の平和がありますように

寒さ厳しい毎日。
凍えるような朝また夜、壊れた家や簡素な仮設住宅で過ごす人たちの苦労を思い健康状態が心配になります。
常に自身のことばかりに心奪われる私たちですが、今尚多くの困難を抱えつつ過ごす人々のことを覚えて祈り、わずかな時間であっても共に歩み、具体的なお手伝いに励みたいと思います。

●4月13日、熊本にて九州地震記念礼拝
九州地震被災者支援活動の現体制「2日間の活動を毎月2回」の取り組みは4月14日までといたします。
節目として4月13日(金)18時より、これまでの活動拠点-熊本聖三一教会にて九州地震記念礼拝を行います。皆さまも心に留めてくだされば幸いです。
尚、これで「完全撤退」ではなく、地元の熊本聖三一教会とも連携しながら、不定期ではありますが、支援活動を継続していきます。

●九州北部豪雨被災者支援活動
九州北部豪雨被災者支援については、下記の「今後の活動について」にもあるとおり、2月、3月は熊本での九州地震支援活動に続く一日を活動日といたします。
参加希望の方は、申し込みの前にまずは柴本司祭までご連絡ください。さらに4月以降の活動については被災地の状況を踏まえつつ対応してまいります。

●今後の活動について
お知らせが遅くなりました。活動予定日および責任者は以下のとおり。
 2月 6日(火)~ 7日(水) 8日(木・朝倉) 柴本司祭
 2月22日(木)~23日(金) 山本尚生
    24日(土・朝倉) 柴本司祭
 3月 6日(火)~ 7日(水) 8日(木・朝倉) 柴本司祭
 3月22日(木)~23日(金)24日(土・朝倉) 山本尚生
 4月12日(木)~13日(金) 柴本司祭・山本尚生
*13日(金)18:00より記念礼拝

引き続きお祈りと、ご支援ご協力よろしくお願いいたします。

2018年 2月 1日
九州教区主教 ルカ 武藤 謙一

九州教区・災害被災者支援室
(九州地震被災者支援室)
室長 司祭 マルコ 柴本 孝夫

2018.02.02 | 九州教区・九州地震被災者支援室

九州教区・九州地震被災者支援室より第11信

「だれが、キリストの愛からわたしたちを引き離すことができましょう。
艱難か。苦しみか。迫害か。飢えか。裸か。危険か。剣か。」ロマ8:35



主の平和がありますように

 主イエス・キリストの御降誕を待ち望む季節となりました。主からの恵みと力強いお導きにより、私たちの命が支えられていることを静かに想いつつ過ごしたいと思います。

九州地震発生(前震4月14日と本震4月16日)から1年8ヶ月が経とうとしています。これまでの様々なご支援ご協力に感謝申し上げます。

あの大地震を直接体験した方々の中には、今なお棚の扉からガムテープを外せない人や枕元に靴を並べている人もおり、味わった恐怖の大きさを思わされます。それぞれが心に負った傷を神さまが癒してくださるようにと願い、具体的なお手伝いに取り組みたいと思います。

●「災害被災者支援室」発足
九州教区では、11月開催の第112教区会において、これまでの九州教区東日本大震災被災者支援室と九州教区九州地震被災者支援室を統合し、今後は、九州教区災害被災者支援室としてこれまでの重要な活動を継続し、今後の災害にも備えることにいたしました。
しかしながら、九州地震被災者支援活動に関しましては、来年4月までは組織を残し、活動してまいります。その後の活動については新たな組織で計画することになります。

●今後の活動について
前号でお伝えしたとおり、現活動体制「2日間の活動を毎月2回」の取り組みは、来年2018年4月14日(土)まで といたします。これ以降の活動予定日および責任者は以下のとおりです。3月、4月分については後日調整いたします。

12月13日(水)~14日(木) 柴本司祭 ※14日午後キャロリング
12月28日(木)~29日(金) 山本尚生
2018年 
1月11日(木)~12日(金) 柴本司祭
1月25日(木)~26日(金)27日(土・朝倉) 山本尚生
2月 6日(火)~ 7日(水) 8日(木・朝倉) 柴本司祭
2月22日(木)~23日(金) 山本尚生

上にあるとおり、九州北部豪雨被災者支援については熊本での活動に続く一日を活動日とする計画です。上手くいくかどうかわかりませんが取り組みつつ調整いたします。
(※各活動についてはフェイスブックhttps://www.facebook.com/koritsusasenaiで情報を流しています。どうぞご覧ください。)

引き続きお祈りと、ご支援ご協力よろしくお願いいたします。

2017年12月 8日
九州教区主教 ルカ 武藤 謙一
九州教区・九州地震被災者支援室
室長 司祭 マルコ柴本 孝夫

2017.12.08 | 九州教区・九州地震被災者支援室

九州教区・九州地震被災者支援室より第10信

「だれが、キリストの愛からわたしたちを引き離すことができましょう。
艱難か。苦しみか。迫害か。飢えか。裸か。危険か。剣か。」ロマ8:35



主の平和! 残暑お見舞い申し上げます。

前回のお知らせから大分時間が経ちました。九州地震発生(前震4月14日と本震4月16日)から数えると一年四ヶ月が経過しました。これまでの皆さまのお祈りとさまざまなご支援ご協力に心より感謝申し上げます。

被災地では、壊れた家々の解体が進み、随分とさら地が目立つようになりました。避難先から仮設住宅、仮設住宅から新たな住居への移動。住宅や店舗の再建など、被災地も被災者もまだまだ多くの課題を抱えて懸命に取り組んでおられます。

そんな中、去る7月5日に九州北部豪雨が発生しました。当初、大変勝手ながら比較的小規模の災害だと捉えていましたが、実際に現地を視察し情報を収集するにつれ、その被害の甚大さにショックを受けました。
私たちは大変微力ですが、しかし祈りつつ工夫をしながら、窮状にある方々の支援に取り組んでまいりたいと思います。
引き続き、皆さまの祈りと、ご支援ご協力をよろしくお願いいたします。


◆これまでの祈りを、九州北部豪雨を覚え「九州地震・九州北部豪雨被災者のため」とし、内容を改訂しました。
礼拝、集会また個人でお捧げください。

九州地震・九州北部豪雨被災者のため

命と愛の源である神よ、地震と豪雨により世を去った人びとの魂が、
あなたのもとで安らかに憩うことができますように祈ります。
一瞬にして、大切な家族や友人、また家や財産をなくし、
今なお過酷な日々を過ごす人びとがいます。
どうか主が、共にいてくださいますように。
子どもたちまた大人たちが心に傷を負い、不安の中に置かれています。
どうか主が、癒しと希望をお与えくださいますように。
そして、再び歩み出した人びとを励まし導いてください。
何ものもわたしたちをキリストの愛から引き離すことはできません。
この苦難の時も、主の模範に従って、誰も孤立させないために、
互いに祈り支えあうことができますように。
すべての九州地震および九州北部豪雨被災者支援の働きを祝し用いてください。
主イエス・キリストによってお願いいたします。アーメン

※広く「熊本地震」の名称が使われておりますが、被害は熊本県にとどまらず、
大分県、その他九州全域に及んでいることから「九州地震」としました。


◆九州地震被災者支援活動は「2日間の活動を毎月2回」実施

現在は、引越しの手伝いや不用品処分、農作業の支援などに加えて、手芸の会や将棋の対局など幅広い支援活動を行っています。
具体的な作業の必要も多々ありますが、同時にゆったりと話しつつ楽しく関わり合って心を整えるような取り組みも必要とされています。どうぞご参加ください。

尚、8月25日の支援室会議での検討の結果、現活動体制「2日間の活動を毎月2回」の期限を、来年2018年4月14日(土)まで、といたしました。
その後の取り組みについては引き続き検討してまいります。詳しくは、追ってお知らせいたします。


◆今後の活動予定日および責任者は次のとおり。

都合により、既にお知らせしていた日程・責任者を一部変更しました。ご了承下さい。
 9月 1日(金)~ 2日(土) 山本尚生,山﨑司祭
 9月20日(水)~21日(木) 柴本司祭
 10月12日(木)~13日(金) 山本尚生
 10月24日(火)~25日(水) 柴本司祭
 11月10日(金)~11日(土) 山本尚生
 11月29日(水)~30日(木) 柴本司祭
 12月13日(水)~14日(木) 柴本司祭
 12月28日(木)~29日(金) 山本尚生


◆九州北部豪雨被災者支援について

教会や信徒の直接的被害はありませんでしたが、幼稚園関係者や信徒の友人の被災者がおられることなど分かりました。
教会地域で起こった大規模な災害であることから久留米聖公教会が中心となり、8月中の「九州北部豪雨短期支援活動」を実施。
教区としては、この支援活動を九州地震被災者支援活動と連携した活動と位置付け協力しています。

直近の活動としては、朝倉市松末(ますえ)で、床上までの土砂被害を受けていた家の食器類や車庫に残った物の整理・片付けを支援。思い出の品など話を聞きながら作業しました。
さらに同地域の石詰地区へ。ここは被害がさらに甚大で、未だ道が閉ざされたままで被害状況もはっきりしていません。
大規模な柿農家の工場で泥だしと清掃、道具や備品の拭き上げ、側溝の泥あげ等行いました。

この一週間とぎれることなく九州教区、神戸教区、東北教区から支援者が来られ助けられています。
(※この取り組みについては、九州地震支援活動と同様に当支援室のフェイスブックhttps://www.facebook.com/koritsusasenaiでお知らせしています。ご覧ください。)


これからもお祈りと、ご支援ご協力よろしくお願いいたします。

2017年 8月28日
九州教区主教 ルカ 武藤 謙一
九州教区・九州地震被災者支援室
室長 司祭 マルコ柴本 孝夫

2017.08.28 | 九州教区・九州地震被災者支援室

九州北部豪雨短期支援活動の案内

+主の平和

九州教区各教会、そして広く他教区また関係者の皆さんへ、「九州北部豪雨被災者支援のための短期プログラム」についてご案内いたします。

これは、後に記されているとおり、当災害に対し7月下旬に久留米聖公教会有志、とくに九州地震被災者支援に携わってきた山本尚生兄、中野准之司祭のリードのもと具体的支援の取り組みが実施され、その流れの中で計画されたものです。

この大切な取り組みを、九州地震被災者支援活動に連なる活動、また教区の災害支援の一環と捉えてサポートしたいと思います。
どうぞこの活動を覚えてお祈りください。またご参加ご協力くだされば幸いです。

2017年8月6日
九州教区主教 武藤謙一
九州教区九州地震被災者支援室長 司祭 柴本孝夫



九州北部豪雨短期支援活動のご案内

7月5日の九州北部豪雨から1ヶ月が経ちました。
福岡県朝倉市、大分県日田市などの被害は甚大で、被災された方々は壊れた家、避難所やみなし仮設での生活が続いています。

被災地区は久留米聖公教会に近く、信徒の直接被災はなかったものの、その知人や幼稚園の関係者が被害にあっているという情報が入ってきました。
7月9日の礼拝後に武藤主教ほか有志が集まり現状の視察へ行き、さらにその2日後に柴本司祭、山本尚生が現地に入り、作業している方へ声をかけ数日間そのお宅のお手伝いをすることになりました。
そんな中、大きな被害を受けた信徒の友人宅から連絡を受け、まずは一週間だけ久留米聖公教会を拠点にし、ボランティア募集を呼びかけました。
結果24日(月)〜29日(土)まで教区内外から毎日4,5名が集まり、あるお宅の片付け作業に集中的に関わりました。
そこは杷木(はき)町の松末(ますえ)という被害が大きかった地区です。

1週間の活動は終了しましたが、まさに今、具体的支援が必要だと感じました。
そこで期間を限定し、九州豪雨被災地短期支援活動を行います。お手伝い頂ける方はぜひご連絡ください。

1. 活動期間   
①8月10日(木)〜12日(土)
②8月18日(金)〜31日(木)※日曜日は除く
 ①②の期間で何日参加でも構いません。

2.活動拠点(宿泊場所)
日本聖公会 久留米聖公教会
〒839-0862 久留米市野中町1276−5

3.活動内容
被災者宅の泥のかき出し作業、清掃等。その他被災者の必要に応じての作業に従事する。

4.費用
宿泊場所、朝食、夕食は提供しますので、それらの費用は不要です。
昼食代、銭湯代等は各自負担となります。また、交通費の支給、補助等はありません。

5.持参品
寝袋等の寝具、また基本的に作業着、帽子、マスク、手袋、長靴、水筒、雨具等は各自でご準備ください。

6.受入可能人数
拠点のスペース、また現地までの移動手段手配の都合上、宿泊を伴う参加者は最大10名まで。
別に、日帰りでの参加は可能です。

7.申し込み
活動責任者 山本尚生  携帯電話 080-4315-8600
電話で連絡し、調整の後、登録票書式にご記入の上FAXにて九州教区事務所宛にお送りください。
(登録票書式は、九州教区ホームページ内の「九州地震被災者支援室」を開き、「ボランティア登録票」の下にある「九州北部豪雨ボランティア登録票」をクリックしダウンロードしてください)

8.保険加入
被災地での作業は危険を伴います。ボランティア保険加入を参加条件といたします。
お住まいの社会福祉協議会にてボランティア保険「天災B」プランにご加入ください。

9.その他
ご不明な点は、上記の山本尚生までお問い合わせください。

2017年8月6日
九州教区久留米聖公教会
牧師 司祭 中野准之

2017.08.08 | 九州教区・九州地震被災者支援室

九州北部豪雨の被災者支援のために お祈りとご協力のお願い

主の平和がありますように

九州北部豪雨災害の被災地では、連日行方不明者の捜索や流木や土砂の撤去作業が続いています。
九州教区から下記の案内をいただきましたので、ご紹介いたします。
ぜひお祈りのうちにお覚えください。




+主の平和

去る7月5日に発生した「九州北部豪雨」の被害は、毎日のニュースで、予想以上に甚大かつ深刻な状況であることが伝えられています。

私は、東日本大震災また九州地震の二つの被災者支援室の責任者として、新たに起こった災害についても、なんとか対応したいと思い、現地の視察、またわずかに支援活動に携わりつつ、検討してきました。
しかしながら、現段階で、教区として新たに支援室を立ち上げるなどの具体的対応は非常に困難です。

そんな中、室員の一人山本尚生兄と久留米聖公教会が協働する形で、まずは7月24日~29日までの期間で、豪雨被災者支援の取り組みをすることとなりました。
このことを、九州地震被災者支援室の活動を知らせるフェイスブックでお伝えしています。教区の支援室は、この動きをサポートしたいと思います。

文章は、以下にも転載いたしますのでお読みください。そして各教会でもぜひお知らせください。
フェイスブックには、若干の被災地の様子を知らせる画像もあります。ぜひご覧ください。

※フェイスブックは下記のリンク先からご覧いただけます
https://www.facebook.com/koritsusasenai/

九州教区・九州地震被災者支援室長
九州教区・東日本大震災被災者支援室長
柴本 孝夫
+ 日本聖公会 長崎聖三一教会 +

フェイスブック記事---------------------

九州北部豪雨被災地、活動報告と今後の予定
九州地震被災者支援室室員(久留米聖公教会) 山本尚生

7月5日(水)の九州北部豪雨の後、久留米聖公教会信徒やそれぞれの関係の中で被災地の訪問をしましたが、12日(水)にあらためて柴本司祭と視察へ行き東峰村、朝倉方面をまわりました。朝倉市で昼過ぎに土砂で埋まった家の中から冷蔵庫をとりだしている方と出会い「お手伝いしましょう」と声をかけ、その日は2時間くらいそこで作業を手伝いました。

1階部分は土砂と流木で埋まり、少しずつでも物を取り出したいと家主のかたが言っておられ、「では、明日も来ます」と言い別れました。それから13日、14日、15日と久留米天使こども園の軽トラックや幼稚園職員も教会信徒も同行してもらい、その方の家へ通い一緒に作業をしました。ベッドを取り出したり、泥を取り出したり、ゴミ捨てに行ったりしました。「ボランティアの依頼も出しているけどまだ来ない」といっておられ、私たちとの関係も出来てきたので継続してお手伝いをしようと考えています。

そこで山本が久留米聖公教会と協働により、24日(月)〜29日(土)の期間でその方の家へお手伝いに行くので、もし、一緒に動ける方がいればお声かけください。
久留米聖公教会(牧師 中野准之司祭)を宿泊場所として動きたいと思います。宿泊は雑魚寝で寝具等ありません。基本的に食事は自炊で、長靴、長ズボン、長袖、マスク、手袋、雨具等は個人で準備お願いします。猛暑の中の過酷な作業です。

詳しくは山本尚生まで連絡してください。出られない場合は折り返し連絡します。

朝倉市は久留米聖公教会から約50分くらいのところで、車がないと移動できません。送迎や色々検討しなければならないことがありますがひとまず発信させてもらいました。

本当は今週(17日〜)からでも行きたいところですが、仕事の都合や熊本地震の活動もあるので、来週一週間の活動とします。今後についてはこの取り組みを経て調整したいと思います。
もしかしたら、今週中にもいろんな動きがあり作業内容や場所が変わるかも知れません。よろしくお願いします。

協力 九州地震被災者支援室

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すでに取り組んでおられると思いますが、各教会の礼拝で、また様々な集まりの中で、豪雨の被災者のため、この短期の支援活動、また各支援活動も覚えてくださるようにお願いいたします。

2017.07.18 | 九州教区・九州地震被災者支援室

九州教区・九州地震被災者支援室より第9信

支援活動~被災者を「孤立させない」ため~の取り組み

「だれが、キリストの愛からわたしたちを引き離すことができましょう。
艱難か。苦しみか。迫害か。飢えか。裸か。危険か。剣か。」ロマ8:35



◆4月よりボランティアセンターは元の熊本聖三一教会へ。
現在、「2日間の活動を毎月2回」のペースで実施。とくに巡回・訪問、そして必要な作業などに取り組んでいます。

◆ボランティア受け入れは、原則一度に5名まで。
まずは電話にて、現地コーディネーター(熊本聖三一教会牧師山﨑貞司司祭携帯電話へご連絡を。そしてご登録(各教区事務所を経由し九州教区事務所へFAX)をお願いします。
 ※活動内容の都合上、日程調整をお願いしたり、お断りする場合もあります。
 ※ご質問、またご不明な点はお問い合わせください。
 ※活動の手配・調整の都合上、ボランティア登録は1週間前までにお願いします。

◆今後の活動予定日および責任者は次のとおり。
 5月 2日(火)~ 3日(水) 中野司祭
 5月17日(水)~18日(木) 柴本司祭
 6月 6日(火)~ 7日(水) 中野司祭
 6月23日(金)~24日(土) 山本尚生
 7月 5日(水)~ 6日(木) 柴本司祭
 7月21日(金)~22日(土) 山本尚生
 8月 1日(火)~ 2日(水) 中野司祭
 8月17日(木)~18日(金) 柴本司祭 
※5月17日~18日は、依頼を受けたビニールハウス倉庫移設作業を計画中。作業のためのボランティア参加者を募集します。

◆参加の前に、ボランティア活動保険に必ずご加入を。
各自、各地の社会福祉協議会で「天災タイプ Bプラン」710円に加入のこと。
※当活動参加者は、九州教区被災者支援室に対し上記加入費全額補助を申請できます。

◆「九州地震被災者支援のために」の祈りについて。
只今改訂を検討中ですが、被災地の状況は、残念ながら祈りの言葉から大きく変わっていないのが実情です。今しばらくはそのまま使用を継続してください。

2017年 4月28日

九州教区主教 ルカ 武藤 謙一
九州教区・九州地震被災者支援室 室長 司祭 マルコ柴本 孝夫

2017.04.28 | 九州教区・九州地震被災者支援室

九州教区・九州地震被災者支援室より第8信

「だれが、キリストの愛からわたしたちを引き離すことができましょう。艱難か。苦しみか。迫害か。飢えか。裸か。危険か。剣か。」ロマ8:35

+主の平和がありますように
九州地震発生からまもなく11ヶ月となります。これまでの皆さまの篤い祈りと様々なご支援ご協力に心より感謝申し上げます。

◆まもなく一周年。感謝します。
前震が発生した日4月14日と本震発生の16日を迎えると、九州地震発生から丸一年となります。被災地では今でも震度3程度の余震が続いています。

顧みますと、九州教区の被災者支援活動は迅速な立ち上がりだったと思いますが、当初から常駐の活動責任者を配置できず、基本的には活動責任者3名の交代制により、その他のスタッフ、教区内外の多くのボランティアの協力を得て運営してきました。
10月には、熊本聖三一教会に置いていた拠点のボランティアセンターを、借り受けた住宅へと移し、それまでの週日「6日間体制」から毎週水曜から土曜までの「4日間体制」へと変更し、活動を継続してきました。

「大被害地区」(今も地震の大きな爪痕が残る地区)に繰り返し通っていますと、素早く家を再建し、新しい一歩を踏み出した方々がいる一方で、未だに壊れた家や物の片付け、生活の場の確保など具体的課題を前にし、先が見えず茫然と立ち尽くすような状況にある方がおられることを目の当たりにします。そして時間の経過とともに解決に向かうというより、かえって物質的にも精神的にも行き詰まりを感じておられ、多種多様な支援の必要が出てきていることを感じます。


◆拠点を再度熊本聖三一教会へ。「2日間の活動を毎月2回」実施
このような現実を前にしながら大変心苦しく感じますが、私たちが細々と継続してきたこの活動体制を、一周年を節目として見直すこととし、現体制での活動は4月1日をもって終了。今後は、拠点のボランティアセンターを再度熊本聖三一教会へ戻し、当面「2日間の活動を毎月2回」実施していくことといたしました。

基本的には、これまで出会ってきた方々のところへの巡回・訪問活動を中心とし、必要な作業等があれば調整し対応してまいりたいと考えています。
これまでと比べ、必要な作業等に即応できにくいことなどが考えられますが、地元・熊本聖三一教会との連携をさらに強め、私たちが掲げてきた、被災者を「孤立させない」ための取り組みを継続してまいりたいと思います。


◆4月5日(水)~8日(土)までボランティアセンター移転作業を実施。
「熊本聖三一ボランティアセンター」は、熊本市東区御領より、再度、
熊本市中央区水前寺公園28-14 熊本聖三一教会 となります。
連絡先はこれまでと変わらず、熊本聖三一教会 TEL/FAX 096-384-3202 です。

新しい体制での初回は、 4月21日(金)・22日(土)
第2回は、5月 2日(火)・ 3日(水・祝) を予定しています。
宿泊は、熊本聖三一教会です。遠方の方は前泊も可能です。


◆少数ボランティア体制での活動です。

  • ボランティアを受け入れますが、大人数の受け入れはできませんので、原則、一度に5名までといたします。九州教区のホームページにて活動スケジュールを予告いたします。
  • まずは電話にて、現地コーディネーター(熊本聖三一教会牧師山﨑貞司司祭)へご連絡ください。そしてこれまで同様にご登録(各教区事務所を経由し九州教区事務所へFAX)をお願いいたします。
  • 活動内容の都合上、日程調整をお願いしたり、お断りする場合もあります。
  • 活動の様子は、日本聖公会九州教区のホームページ内でご覧になれます。
  • ご質問、またご不明な点はお問い合わせください。
※活動の手配・調整の都合上、ボランティア登録は1週間前までにお願いします。


◆来る1周年を覚えて、共に祈りましょう。
今年は、前震の発生日4月14日は聖金曜日(受苦日)、また本震の発生日4月16日はちょうど復活日にあたり、一周年の記念日当日に、特別な礼拝やプログラム等を企画することはいたしませんでした。
しかし199人もの貴い命が失われたこと(3月11日現在。関連死含む)、また多くの人々が、今尚困難を抱えながら過ごしておられることを覚えて、私たちがこれからますます支え合うことができるように心を合わせて祈りたいと思います。
各教会また個人で、黙祷、また「九州地震被災者支援のため」の祈りをぜひお捧げいただければと思います。


これからもお祈りと、ご支援ご協力よろしくお願いいたします。

2017年 3月13日

九州教区主教 ルカ 武藤 謙一
九州教区・九州地震被災者支援室
室長 司祭 マルコ柴本 孝夫

2017.03.13 | 九州教区・九州地震被災者支援室

九州教区・九州地震被災者支援室より第7信

「だれが、キリストの愛からわたしたちを引き離すことができましょう。艱難か。苦しみか。迫害か。飢えか。裸か。危険か。剣か。」ロマ8:35

+主の御降誕をお祝い申し上げます。

まもなく九州地震の発生から8ヶ月。皆さまの祈りとご支援に心より感謝申し上げます。

11月18日に西原村の最後の避難所が閉鎖され、熊本県内の避難所数は0に。しかしこれは決して避難者数が0となったことを意味しません。避難所と呼ばれる場所は無くされたものの仮設住宅やコンテナハウス、壊れた納屋を改造し暮らす人、さらにはビニールハウスで生活を続ける避難者がおられます。とくに他地域から初めて支援活動に参加した人たちは、そんな被災地の実態に触れ、一様に驚きを隠せません。

時間の経過とともに多くの支援団体が活動を縮小し、また撤退していく現実があります。私たちも同様に活動の継続に困難を感じておりますが、他方ではまだまだ多種多様な支援の必要を痛感させられます。大切なのは、見えにくくなっている必要をどう見出し接点を作っていけるか、ではないかと感じています。

…ということで、今しばらくは地道に丁寧に、出会った被災者に関わり、助け合いの輪を広げていくよう取り組んでまいりたいと思います。


◆引き続き、ボランティア募集中‼ です。

  • まずは登録(各教区事務所を経由し九州教区事務所へFAX)をお願いいたします。
  • 現在、毎週水曜日から土曜日までの4日間に限定し支援活動を行っています。(ボランティアセンターへの宿泊は、原則火曜日の夕から土曜日まで可能です。)
  • 活動の様子は、日本聖公会九州教区のウェブサイト内でご覧になれます。
  • 力仕事の作業ばかりでなく「出前カフェ」などを含めた訪問ボランティア、関りある園芸店でのフラワーアレンジメント体験を組み込んだ訪問プログラム、などの可能性もあります。お問い合わせください。
※活動の手配・調整の都合上、ボランティア登録は1週間前までにお願いします。

◆年末年始は12月30日(金)から1月3日(火)までお休みします。
 新年は1月4日(水)より活動を開始します。ぜひご参加ください。

「熊本聖三一ボランティアセンター」
〒861-8035熊本市東区御領一丁目10-71
連絡先 TEL/FAX 096-384-3202(熊本聖三一教会)

ご協力よろしくお願いいたします。

2016年12月13日

九州教区主教 ルカ 武藤 謙一
九州教区・九州地震被災者支援室 
室長 司祭 マルコ 柴本 孝夫

2016.12.14 | 九州教区・九州地震被災者支援室

九州教区・九州地震被災者支援室より第6信  支援活動~被災者を「孤立させない」ため~の取り組みについて

「だれが、キリストの愛からわたしたちを引き離すことができましょう。艱難か。苦しみか。迫害か。飢えか。裸か。危険か。剣か。」ロマ8:35


+主の平和がありますように

はじめに、皆さまの日々の篤い祈りとご支援ご協力に心より感謝申し上げます。

4月14日・16日、前震・本震の発生から丸5カ月が経過しました。この間、唯一の不明者だった大学生・大和晃さんの遺体が発見される(8月15日)など、人の命の重み、また今尚被災地に多くの痛みと悲しみが渦巻いていることをあらためて感じさせられます。

ご存知のとおり、この度の地震被害は収束したわけではなく、震度1以上の地震はすでに2,113回を超えており、時折震度3以上の強い余震が発生しています。
先日の報道によれば(9月13日現在)、熊本県の罹災証明書発行件数は、184,588件。その内訳は、全壊12,643件(6.8%)、大規模半壊12,275件(6.6%)、半壊43,759件(23.7%)、一部損壊115,911件(62.8%)。
私たちが度々訪問している益城町のある地区は、その一帯のほとんどの家がつぶれたり傾いたりしており、「この地区の建物はすべて取り壊さないといけない。私たちの町が消えてしまう」と嘆く人たちの声が聞かれます。
9月半ばで多くの避難所が閉鎖され、仮設住宅や新たな住居に移行する人々もいますが、他方、壊れた自宅の前に小屋を建て、あるいはコンテナハウスを設けて住み続けている人も見られます。まだまだ「生活再建」には程遠い状況にある人々が多く見受けられます。


◆《重要》ボランティアセンター移転について
これまで活動の拠点にしてきた熊本聖三一教会は、続く余震により建物の痛みが進み、9月末から修復工事を実施することとなりました。したがってこの教会で支援活動を続けることが困難となりました。しかし私たちは、今しばらくこの活動を継続させる必要を感じています。そこで新たに熊本市東区の住宅を借り受け活動拠点とすることにしました。2階建ての木造家屋で、ある程度広いスペースを確保することができました。10月4日以降はこの新拠点を中心に活動することとなります。所在は以下のとおりです。

 「熊本聖三一ボランティアセンター」
〒861-8035 熊本市東区御領一丁目10-71
連絡先 TEL/FAX 096-384-3202(熊本聖三一教会)


名称は変更いたしません。現地に「看板」を設置します。
固定電話はありませんので、連絡先は当面、これまで通り熊本聖三一教会といたします。

難点はこれまでと比べてアクセスが不便になること。熊本聖三一教会から車で約15分の距離です。公共交通機関を使いボランティア活動に参加してくださる方は、スタッフと事前に打ち合わせをした上で、熊本聖三一教会等で待ち合わせて移動することになります。


◆支援活動の展望について
私たちは、この活動を通して直接被災地に立ち、九州地震(熊本地震)による被害が極めて甚大であることを、目の当たりにし続けてきました。また繰り返し唱えてきた「九州地震被災者のため」の祈りにあるとおり「今なお余震が続き…過酷な日々を過ごす人びと」、「心に傷を負い、不安の中に置かれ」ている人々との出会い、そして関わりを経験してきました。そのように、生活困窮状態が続いている人々、またなかなか新生活へ移行できない人々が多数おられる被災地の現状に触れ、今しばらくは、被災者の必要を見極めつつ工夫して支援活動を継続することにしました。これまでの片付け・清掃、各補修作業、塀の解体やガレキ撤去の作業に加え、さらに需要が増えると思われる引っ越しの手伝いや、仮設住宅の訪問、傾聴や子どもたち向けの本読み聞かせなど、精神的サポートにも取り組みたいと思います。
但し、教会外にボランティアセンターを設けての活動は、本震発生日(4月16日)を起点として、半年(10月16日)を節目として体制の見直しを図ります(週の活動日数を限定し、より集中した活動を行う方向で調整中)。その後2か月毎を目安に活動内容を見直し、最長1年の活動としたいと考えています。


◆ボランティア募集中!! です。
ボランティア登録延人数は、9月23日現在で225名となりました。九州教区内の各教会から、そして各教区から、さらに立教大学やプール学院など関係学校からも参加してくださっています。また多くのリピーターがおられることも大変心強く、励まされています。寝食を共にしつつ一緒に祈り働いて、よき交流の場、学び合いの場にもなっています。感謝いたします。上記「展望」にあるとおり今後活動体制を調整していきますが、ぜひ、支援ボランティアへのご参加よろしくお願いいたします。尚以下の点をご留意ください。
 ・登録は、活動開始希望日の少なくとも1週間前までにお願いいたします。
 ・現在、日曜日および月曜日は、「活動休止日」としています。
 ・体制変更等のお知らせは、下記ウェブサイトに掲載します。


◆九州教区のウェブサイトをご覧ください!
「日本聖公会九州教区」を検索。「About us」の「九州地震被災者支援室」をクリック。 さらに、「◎フェイスブック「FaceBook」版はコチラから」をクリック。
 これまでの具体的な活動の様子を見ることができます。
https://www.facebook.com/koritsusasenai


ご協力よろしくお願いいたします。

2016年 9月24日

九州教区主教 ルカ 武藤 謙一
九州教区・九州地震被災者支援室
室長 司祭 マルコ 柴本 孝夫

2016.09.29 | 九州教区・九州地震被災者支援室

ボランティア受入中止期間のお知らせ

+主の平和

 この度、九州教区・九州地震被災者支援活動「熊本聖三一ボランティアセンター」
の体制を調整するために、今月末9月27日(火)から10月1日(土)までのボランティア
受入をお休みすることといたしました。

※その前後、9月25日(日)・26日(月)、また10月2日(日)・3日(月)も元々活動休止日
につき、実質、9月25日(日)~10月3日(月)までが、ボランティア受入中止期間となります。
どうぞご了承ください。


九州教区・九州地震被災者支援室長
司祭 柴本孝夫

2016.09.06 | 九州教区・九州地震被災者支援室

英国からチャリティーコンサートのご報告

日本語英国教会のユキ・ジョンソンさんから、九州地区被災者支援の為のチャリティーコンサートのご報告です。




6月26日(日)にチャリティコンサートがJason Kouchak氏の主催、St.Martin's 教会と日本語英国教会の共催で行われました。開催の10日余り前までは、予約のチケットが数枚という状況で、主催のJason氏率いる合唱団の方々が中心になって奔走され、私たちのグループのメンバーも声掛けをして、当日は教会がいっぱいになるほど集まりました。

出演された音楽家の方々の中には九州に関連した曲を特別に練習して当日披露された方々もおりました。ビデオは下記追記でご覧ください。キリスト教とは直接関連のない方々が多かったのですが、コンサートの中で日英語で共に祈りを捧げることができました。

主催者の方の意向で半分は日本赤十字にそして半分は貴支援室へ送ることになりました。被災者の方々の支援活動の為に使ってくださると幸いです。

主の豊かなる恵みが、主教さまはじめ九州教区、そして支援室のボランティアの方々と共にありますように。

Yuki Johnson
Commissioned Lay Minister by Diocese of London
日本語英国教会

追記: チャリティコンサートの一部出演者の演奏が以下でご覧になることができます。


Jason Kouchak (piano) plays Oblivion by Astor Piazzolla and Itsuki Lullaby (traditional
https://www.youtube.com/watch?v=LIRILsxLtUc

Tsubasa Children's choir
https://www.youtube.com/watch?v=gB50KGxcPbk

Tamashii Taiko
https://www.youtube.com/watch?v=oTaBXW4uk4w

Laura (Flute)
https://www.youtube.com/watch?v=RKn0u7T44Wg
https://www.youtube.com/watch?v=jDonbJ64DO0

Lisa (Violin)
https://www.youtube.com/watch?v=b74vnzvgz7g
https://www.youtube.com/watch?v=sB3RMhbIJ1Q

2016.07.08 | 九州教区・九州地震被災者支援室

九州教区・九州地震被災者支援室より第4信

「だれが、キリストの愛からわたしたちを引き離すことができましょう。艱難か。苦しみか。迫害か。飢えか。裸か。危険か。剣か。」ロマ8:35

支援活動~被災者を「孤立させない」ため~の取り組みについて

+主の平和がありますように
 地震発生から一ヶ月半。現地ではなおも余震が続いています。いったいいつになったら収束するのか。不安と苛立ちの中で、被災者はまさに限界を感じています。しかし梅雨を目前にし、居場所の確保や整備に取り組まざるを得ません。雨による土砂災害他二次災害への警戒、気温上昇による衛生状態悪化など被災地の課題は山積し混乱が続いています。
 これまでの大震災と比べれば、ごく限られた地域での被害と言えるかもしれませんが、それでも人々が以前のような暮らしや落ち着いた心を取り戻していくのは決して容易ではありません。多くの皆さんと協力し、支援活動を継続していきたいと思います。


◆活動について

実際に取り組んできて、次第に明確になってきた活動方法、そして方針は・・・
①「巡回・訪問」を大切に、繰り返し丁寧に取り組むこと。
②被災した方々と直接顔を合わせ、思いを聴き、信頼関係を育むこと。
③築いた信頼関係から、個別の、また周辺の「必要」を見出していくこと。
④そして、その「必要」に応える取り組みを展開すること。
 当面、この流れを意識しながら、取り組んでまいりたいと思っています。

最近の活動から
 「孤立させないため」に、被害の大きかった益城町に通い、テント、車中、ビニールハウス、車庫などで生活をしておられる家庭、また在宅でも特に高齢者への訪問を継続。一つ一つの出会いを大切にしながら関わりの輪を広げ、即座にニーズに対応できるようにしています。その中でも「地域ボランティア」さんとの出会いは私たちと地域を繋いでくれる、とても重要な存在となっています。
今直面しているのは瓦礫、ゴミの撤去問題。一般ゴミと災害ゴミの区別、分別が非常に難しく、被災者を悩ませています。ボランティアセンターではゴミの分別、一時仮置き場への捨て方の要領も得、現在はダンプカーを使ってのゴミ運搬を多く手掛けています。依頼された作業のみを行うのではなく、交流、傾聴をとくに大切にしています。「家が片付いても何もやる気が起こらない」という方も多く、これからますます継続した心のケアが必要になってくると思います。
 熊本聖三一教会では、信徒がボランティアセンターを支えており、配布用のおかずとボランティアのご飯を作って下さっています。自らもまだ落ち着いていない状態にありながらも教会に来て活動し、みんなとおしゃべりすることで、実は自分が癒されていたというお話を礼拝後の茶話会で聞くことができました。現在は、おかずを作ってくれた信徒が、私たちボランティアと共に、直接益城町まで届けに行くという活動も始まったところです。


◆九州教区のウェブサイトをご覧ください!

「どんな活動をしているのか伝わってこない」との声が聞かれます。ご指摘のとおり、広報についても多くの課題を抱えておりますが、当通信文のほかにウェブサイトでの情報発信を行っています。ぜひご覧ください。
→「日本聖公会九州教区」を検索。「About us」の「九州地震被災者支援室」をクリック。 さらに、「◎フェイスブック「FaceBook」版はコチラから」をクリック。
 これまでの具体的な活動の様子を見ることができます。
https://www.facebook.com/koritsusasenai


◆ボランティアを募集しています。

 ボランティアの力を活かし、被災地の「必要」にマッチさせるために支援室も努力しています。私たちは被災した方々と直接顔を合わせることから活動を始めています。短期のボランティアもOKですが、その関係づくりを大切にするためにも、とくに定期的な関わり、中・長期に取り組めるボランティアを求めています。
手続きは、基本的に「第2信」の「募集要項」に沿ってお願いいたします。

・ボランティア登録票に記入し、所属教会の牧師を通して各教区事務所へ送信。
  各教区事務所から九州教区事務所までファクス送信されます。
  (記録と万一の事故対応のため必ず必要。二回目以降の申込者も必ずお送りください。)
  内容確認後、支援室から本人へ連絡し調整の上、活動期間を決定いたします。

・被災者の必要、当支援室の力量も踏まえ、受入の可否、活動期間等について判断・
 調整させていただきます。ご了承ください。

・ボランティア活動を目的にした被災地への移動に関し、各自治体で高速道路通行料やその他交通機関についての補助が出される場合があります、各自お調べください。





◆祈り「九州地震被災者のため」 礼拝、集会また個人でお捧げください。

命と愛の源である神よ、地震により世を去った人びとの魂が、
あなたのもとで安らかに憩うことができますように祈ります。
一瞬にして、大切な家族や友人、また家や財産をなくし、
茫然と立ち尽くす人びとがいます。
今なお余震が続き、避難所、テント、車中などで、
過酷な日々を過ごす人びとがいます。
どうか主が、共にいてくださいますように。
強い揺れにより、子どもたちまた大人たちが心に傷を負い、
不安の中に置かれています。
どうか主が、癒しと希望をお与えくださいますように。
何ものもわたしたちをキリストの愛から引き離すことはできません。
この苦難の時も、主の模範に従って、誰も孤立させないために、
互いに祈り支えあうことができますように。
すべての九州地震被災者支援の働きを祝し用いてください。
主イエス・キリストによってお願いいたします。アーメン

※広く「熊本地震」の名称が使われておりますが、被害は熊本県にとどまらず、
大分県、その他九州全域に及んでいることから「九州地震」としました。






ご協力よろしくお願いいたします。
2016年 5月31日

九州教区主教 ルカ 武藤 謙一
九州教区・九州地震被災者支援室
室長 司祭 マルコ柴本 孝夫

2016.06.01 | 九州教区・九州地震被災者支援室

「九州地震被災者のため」の祈り

+主の平和がありますように

九州教区の武藤主教さまより、「九州地震被災者のため」の祈りが届きました。支援に関わられている方々のご意見も反映され、今の大変な状況を具体的に覚えながら祈りたいということで、作られたとお聞きしています。すでに各教会でもお祈りくださっていると思いますが、引き続きお祈り、ご支援をよろしくお願いいたします。

九州教区被災者支援室の日々の活動の様子をフェイスブックで発信してくださっていますので、どうぞご覧ください。 https://www.facebook.com/koritsusasenai/ (九州教区のホームページからリンクされています。)

第4信の発信も準備されているとのことで、届き次第お知らせいたします。


日本聖公会 管区事務所 総主事
司祭 エッサイ 矢萩新一




九州地震被災者のため

命と愛の源である神よ、地震により世を去った人びとの魂が、あなたのもとで安らかに憩うことができますように祈ります。

一瞬にして、大切な家族や友人、また家や財産をなくし、茫然と立ち尽くす人びとがいます。

今なお余震が続き、避難所、テント、車中などで、過酷な日々を過ごす人びとがいます。

どうか主が、共にいてくださいますように。

強い揺れにより、子どもたちまた大人たちが心に傷を負い、不安の中に置かれています。

どうか主が、癒しと希望をお与えくださいますように。

何ものもわたしたちをキリストの愛から引き離すことはできません。

この苦難の時も、主の模範に従って、誰も孤立させないために、互いに祈り支えあうことができますように。

すべての九州地震被災者支援の働きを祝し用いてください。

主イエス・キリストによってお願いいたします。

アーメン

2016.05.25 | 九州教区・九州地震被災者支援室

九州教区・九州地震被災者支援室より第3信 / 支援活動~被災者を「孤立させない」ため~の取り組みについて

「だれが、キリストの愛からわたしたちを引き離すことができましょう。艱難か。苦しみか。迫害か。飢えか。裸か。危険か。剣か。」ロマ8:35


+主の平和がありますように

最初の大きな地震発生から三週間が過ぎました。日々伝えられる被災地の様子に触れ、全国の皆さまがご心配くださっていると思います。すでにご存知のとおり、現地では今尚強い余震が続いています。九州各地も揺れていますが、熊本では下から突き上げるような衝撃、また時にゴォーと唸るような音が響いて、足下で強大な力が動めいているのを感じます。今度の揺れはすぐ収まるのか、またも大きな地震につながるのではないかと皆不安を感じ続けています。これが被災地の現状です。


 さて、これまでの私たち支援室の活動についてお知らせいたします。

4月16日の本震発生翌日より教役者有志がチームに分かれ、安否確認、また被害状況の確認のために信徒宅、そして菊池黎明教会、リデルライトホーム及び降臨教会礼拝堂を訪問。地区、家により被害の大小は様々ながら、それぞれ直接話を聴いて実感したことは、皆これまで経験したことがないような恐怖体験を経て、次がいつやってくるのかと怯えるようにして過ごされていることでした。

その後も訪問を継続しつつ「必要」を探りながらの支援を実施。とくに断水が続いていた老人ホームへは教区内外の協力を得て大量の水やオムツ、ティッシュなどを届けることができました。そして各信徒宅の片付けも実施。どの家も激しく揺さぶられ、家電品、食器、本、衣類などありとあらゆるものが部屋に散乱。とくにガラスや陶器の食器、窓ガラスの破片などは危険で、自由に部屋の中を行き来することさえできない状態でした。壁に大小の亀裂が走り、大物家具やピアノが部屋の中を暴れ回るように移動し、ひっくり返ってしまった物も多く見られました。家族だけでは元に戻すことができず、荒れた部屋を片付ける気力も失い茫然と過ごす方も多数おられました。

屋外では、まわりの塀が倒れて道をふさぎ、その後は各家庭から出された不用品の山が道を狭くしています。ブロックやガレキ運びなど重労働作業の必要がたくさんあります。通常ならば工事のプロたちの仕事ですがとても手が回らない状況。なかなか要領を得ないままになんとか取り組んでいます。その他、一級建築士の資格を持つボランティアによる家屋の点検とアドバイスなどもすることができました。

ゴールデンウィークには、多くのボランティアの力を借りて被害の大きかった益城地区の、信徒の繋がりある数件のお宅での支援活動を実施。家の中から貴重品の数々を引き出し、避難しておられる場所へ運搬。経営されていた店舗の片付けや疲れがたまった被災者へのマッサージもすることができました。さらに奥まった地域や孤立しがちな高齢の被災者、小さな子どもたちのいる家庭へ救援物資を届ける取り組みなどもしました。

壊れた建物の中で過ごすことに不安を感じ、ビニールハウスやガレージで過ごす人、いまだ車中泊を続けている人もいます。しかし話すと「もっとひどい状態の人がいるから」「自分たちは命が助かったから」「皆と集まる場所があるから」恵まれている、という言葉を口にされ、切ない気持ちにさせられます。被災した人たちの物質的ダメージもさることながら、精神的ダメージはどれほどだろうかと途方に暮れる思いです。

今後被災地では、さらに多種多様な必要が出てくると思います。さらに訪問を繰り返しつつ、よく見聴きし取り組んでまいりたいと思っています。


これからの支援活動について話し合い、以下のことを決めました。

◆拠点の名称 「熊本聖三一ボランティアセンター」 とします。

◆スタッフ配置
上記ボランティアセンターの運営責任者を、当面は、
室長 柴本孝夫司祭
現地コーディネーター 山本尚生
久留米聖公教会牧師 中野准之(じゅんし)司祭 が交替で担当します。
加えて、5月下旬までは神戸教区の瀬山会治(えいじ)司祭の協力を得て運営します。

◆活動日
月曜日~土曜日。
日曜日は原則、活動はお休み。教会で礼拝を守り、集った人と共に過ごします。

◆活動内容
引き続き、被災信徒とそのまわりの人々の生活を支える活動を行います。
丁寧に訪問を繰り返しつつ「必要」を探りながらの支援。とくに被害が大きい益城、嘉島地区では、孤立した人、病者、高齢者、幼子のいる家庭などに配慮し活動します。さらに、西原村や南阿蘇での活動も模索します。

・現在、り災証明書の発行が始まり家屋倒壊判定も進められ、被災者の今後の動向が少し明らかになると思います。それら変化する必要に対応し支援していきます。

◆ボランティア手続きについて
・基本的には「第2信」記載の「募集要項」に沿って活動を継続。多数のボランティアを集結させてではなく、リレー形式等により広く多くの人たちの関わりを得て、継続した取り組みを目指したいと考えています。

 ・ボランティア登録票に記入し、所属教会の牧師を通して各教区事務所へ送信してください。各教区事務所から九州教区事務所までファクス送信してくださることになっています。その後、支援室から本人へ連絡し調整の上、活動期間及び内容を決定します。
記録と万一の事故対応のために必ず必要です。二回目以降申し込まれる方も必ずお送りください。(土・日は各教区事務所が休みのため連絡が遅れる場合があります。)

・被災者の必要と、当支援室の力量も踏まえ、受入の可否、活動期間等について判断・調整させていただきます。ご了承ください。

・ボランティア活動を目的にした被災地への移動に関し、各自治体で高速道路通行料やその他交通機関についての補助が出される場合があります、各自お調べくださることをお勧めいたします。

◆情報発信
フェイスブック「九州地震被災者支援室 日本聖公会九州教区」での情報発信をしています。その他、九州教区のホームページへの情報掲載等調整中です。
https://www.facebook.com/koritsusasenai/

ご協力よろしくお願いいたします。


2016年 5月 7日
九州教区主教 ルカ 武藤 謙一
九州教区・九州地震被災者支援室
室長 司祭 マルコ柴本 孝夫

2016.05.09 | 九州教区・九州地震被災者支援室

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